手書き地図

長野県佐久市の、渾身の書き下ろし地図、ぴよぴよツアーズ旅のしおり

①<らーめん力丸>佐久に来るならまずはここから!
日本各地に燦然と輝く名ラーメン店は数あれど、地図作者の江村やすこさんとその周辺の方の力丸愛の熱量は半端ではありません。情熱の炎の赤色を通り越して青白く光るほどの凄まじい温度。となると旅の安全を祈願する意味をこめて力丸でまず腹ごしらえです。


image
発注(コール)の仕方は、色々できまして教わりましたが申し訳ないですが覚えてないです。是非現場でトライを。ツウになると例えば「背脂醤油、背脂少なめ味少し濃い目かつえシングル」とすらすらと発注呪文を唱えることが可能です。僕は初心者仕様にして頂いて、「かつえ」を少なめですが入れてもらいました。ちなみに「かつえ」=生キャベツ。他にも「やすこ」=オニオンみじん切りを指します。この名前の主はお2人ともパワーユーザーでそれらをトッピングでいつも頼むのでその方々の冠がついたようです!!

②<サンズバーガー>は移動屋台の本格バーガー!

image
お洒落なクルマの移動販売のサンズバーガー。望月エリアに行く時に喫茶店の駐車場に停まって営業していました。
image頼んだのはチーズバーガー。大きいでしょ!ちなみに僕はバーガーと言えばチーズバーガー派なのです。近くの喫茶店でも食べることができるので、バスに頼みにいって持ってきて頂きました。嬉しいサービス。レタスたっぷりで見た目のボリューム凄いですが食べると軽やか。凄く上品です。美味しい!!当たり前なんでしょうけどパテやバンズが熱くて、野菜が冷たい。という事がはっきりクチの中で伝わりました。女性のファンが多くまわりでも食べていたのもうなづけます。また食べたいなあ。

③<望月高原のむヨーグルト>濃ゆい!もう1本!

image
ラーメン食べて、ハンバーガー食べたから、さすがに爽やかに炭酸でも飲みたいなと思いきや、案内人達から、これは非常に鯉もとい濃いので気をつけるようにと言われつつ、まーのめのめ!とグイグイ進められた一品。推進委員のメンバーは、手書き地図作成の全国の同士をとても大切にする集団なので若干お腹いっぱいでも、もちろんありがたくいただきます。人生は一度きりです。。。。。。で濃いわけです。のむヨーグルトの「のむ」の取り消しを関係者に要求せずにはいられません。でも間違いなく美味しい!というか甘くてもはやデザート的ななにか。望月高原の牛さんありがとう!

④<ちゃたまや>はタマゴだらけのお店。

image
image

ちゃたまやはタマゴの専門店です。生卵お店狭しと一杯販売していましてタマゴが溢れています。生卵が相当の量陳列されていて、これ余ったらどうなんだろうという僕の野暮な心配は無用のようです。とても美味しいとのこと。地元の方もどんどん買っていかれます。案内人Bかつえさんも主婦としての顔になり購入していました。また、その美味しいタマゴを材料に色々なお菓子やケーキを販売しています。濃厚なダブルシュークリームがおすすめ!!!写真の食レポーター1級の赤津氏も納得の表情です。この顔が全てを物語っていますね!

⑤<猪料理やまおく>で山の味(地図番外)

image

いのしし料理です。囲炉裏を囲んで座敷で味わいます。ジビエだうんぬんと講釈を語るまでもなく、串にさして焼く、鍋で食べる!という山の正当派王道料理です。ほおばりながら、佐久の地酒達をいただくのは最高の贅沢です。脂が乗って本当に美味しい。癖があるのではと思いがちですがほとんどありません。噛むと旨味と脂が広がります。地元の方が言ってましたがいわゆるイベリコ豚が美味しいのと一緒で、山のドングリを一杯食べている、いのししだから美味しいのだとのこと。様々な植生を受容する山々に感謝ですよね。どんぐりは落葉樹の樫や椎、クヌギ等の実。落葉樹は山の紅葉や新緑を彩って僕らに目を楽しませてもらって、冬にはそれらの実を食べた猪を頂くことができるんですね。豊かな、しかし大きなサイクルを身近に想うことになります。

⑥<佐久の珍味3品> 今でも地元の方は食べるのだ(地図B面)
image

で、ぴよぴよツアーズ主宰@ぴよさんのもつ品の信州佐久の珍味はもちろん虫、、もとい正確にはイナゴ、サナギ、蜂の子です!前の文章で猪の話がありましたが、昔は特に猪はそんなに始終地元の人のクチに入る事は無いでしょうから、これらは非常に重要なタンパク源として重宝されたのでしょう。地元の方は今でもしっかり食べているみたいですYO!地図作製した江村さんはこの佐久の地に嫁いできて、当時の衝撃具合をユーモラスに絵解き解説で地図のB面に書いていますよ。

⑦<新海> たいやきは枠付きがデフォ!(地図B面)

image

image

これも地元の皆さんが愛してやまない、たい焼き。ここのたい焼きは枠がついています。それがボーナス感たっぷりで嬉しいすね。なんすかねこの安定感。美味しいです。なんだかテンションあがって1つだけ買う事に抵抗感すら漂います。元気なおかみさんが店頭で今日も忙しく焼いています。実はご主人が横でたこ焼きを焼いていましたがあまり買われてないみたい。女性上位時代@新海。がんばれおやっさん。今度はたこ焼きも買います。(たぶん)

⑧<職人館>で佐久の野菜達と対話を。 (地図番外)
image

image

image

image

image

image

image

image

写真を見返して野菜達のあまりに美味しそうな色色で全部貼ってしまいました。もはやいわずと知れた名店です。オーナーの北沢さんもいらっしゃって「お、よくきたな」と朴訥とご挨拶いただきました。畑の真ん中にぽつんと建つ農家レストラン。地のモノを見直し、そもそも持つ野菜の力をさらに昇華させるレシピ。農林水産省料理マスターズ受賞で全国に沢山ファンがいらっしゃいますし、料理の力で各地域を元気にしようと全国飛び回って講演していらっしゃいます。土や畑、地元の酪農などのパートナーをとても大事にする姿勢と、余す事なく仕上げる事は、料理ならずとも僕らの仕事でも共通してるよなと、今しおらしく思い出しています。正直言いますと、もちろん器が運ばれるタイミングでその時はキャーキャー言って写真とってました。すいません。そのくらい、目で楽しめ、口に運んで楽しめます。咀嚼して目を閉じて感覚を総動員して味のひとつひとつを理解したくなります。北沢さんは、これら喋ることができない野菜などの対象とのコミュニケーションを仲介しているのだと思います。自然やダイナミックな生が感じにくい都市部に暮らす僕たちには強烈なメッセージを感じる事ができると思いますよ。是非行ってみてくださいね。

(予約してね!)

⑨<車窓の景色も色々>今回はクルマで巡りました。
今回の佐久は、至れり尽くせりの渾身のご案内をいただきまして、信州のお国言葉で言いますと「ズク」をバッチリだして頂きました。「ズク(強い精神力、働く意欲、骨惜しみせず精を出して働くこと、まめ)の意」

おかげさまで酒蔵も見学したし、旅館の女将も面白かったし、標識ネタもあるし五郎兵衛神殿もとい五郎兵衛新田も馬事公苑もあったがツアー濃すぎて書ききれていません。すいません。日本で一番酒蔵の多いといわれる佐久の日本酒の話はまた次回に!(もっと取材したいのでw)
同行案内いただいた、地図を作成した江村康子さんと、ぴよさん、半田かつえさん家族のみなさん、やまおくで参戦の吉田さんありがとうございました!次回は佐久のココロの風景浅間山を晴天の中はっきり眺めたい!!

皆さんも是非佐久へ足をお運びくださいね!

image

<文責/手書き地図推進委員会 研究員:川村>

レポート:川村行治

投稿日:2014年02月12日

色々な地域の手書き地図プロジェクト

CONTACT

  • img_mailinfo@tegakimap.jp

〒101-0051
千代田区神田神保町2-48 3510ビル 401
株式会社ロケッコ 手書き地図推進委員会事務局

  • img_tw
  • img_fb
  • img_hb