活動レポート

なぜガーデニングの街「恵み野」なのか?(北海道恵庭市恵み野)

2016年04月14日

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東京は、桜がピークだった4月の上旬に北海道恵庭市恵み野にて手書き地図ワークショップを実施してきました。こっちの桜はまだつぼみで、ゴールデンウィークが過ぎた頃に見頃だとか。ワークショップの開催は、まちづくりスポット恵み野。先日千葉県稲毛で行ったまちづくりスポット稲毛と関連した施設でワークショップの開催です。ちなみに手書き地図推進委員会の最北端到達地の青森県八戸市を更新したぜ!

 

■住宅街で手書き地図?

恵み野エリアは、約30数年ほど前にできた歴史の浅い街で、札幌や新千歳空港などにもアクセスの良いベッドタウン。
ワークショップに参加いただいた久保さんからは、「昔は雑木林と畑が広がっているところだったんだけど、ある日そこに恵み野駅ができて、ヨーカドーができて街ができたんだ。」と教えてくれた。どちらかというと、今まで僕たち委員会がワークショップを実施してきたのは商店街が中心だったり、昔からの歴史ある街だったりとしたけど、住宅街は初めて・・・うーん。今回はワークショップでどんな地図ができあがるのだろうか?内心委員会メンバーの方にプレッシャーが・・・

ワークショップは総勢20名くらいのメンバーで、小学生の参加も多かったことから、大人チームと子供チームに分かれてワークショップを開催。大人の目線と子供の目線で見えてくるものが変わってくるはず!?

■大人チーム篇

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街の歴史に詳しい地元の方や札幌から参加いただいた方を中心に編成した大人チーム。手書き地図のテーマは、この街を作ってきた人たちにフォーカスを当てる「YOU は何しに恵み野に?」というテーマに決定。当初の心配は他所にどうやら面白そうな街のキーマンがたくさん住んでいる様子。恵み野という街に住もうと思ったキッカケを取材して地図を作るということで大枠が決定。

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恵み野はガーデニングが盛んで、見頃の6月下旬から8月頃はガーデニングツアーなるものがあるくらい。住宅のお庭はもちろんのこと、メインストリートの車道と歩道の間にガーデニングスポットがあり、まさに街中がガーデニングの街になっている。しかもお家とお家の間隔も広く、日本というよりもヨーロッパのような雰囲気を醸していた。

で、どうしてガーデニングの街になったのか?というと、実は新しくこの街ができた時に住民の人たちが中心になってどんな街づくりをしていくか?ということを議論されたそうです。古い歴史ある街という訳ではない恵み野を将来どんな街にしていきたいのか?1つのテーマとして「何十年経っても色褪せない素敵な街づくり、いつも綺麗な街にしよう」という方向が決まり、ガーデニングというキーワードにたどり着いたとのこと。そして、住民の方の代表がニュージーランドにまでガーデニングを見学に行って街づくりの参考にたほど。街づくりにガーデニングを取り入れた街。それが恵み野という街だったのです。いまでこそ「ガーデニング」というのは一般的に知られている言葉かも知れませんが、その当時はガーデニングを知ら無い人の方が多かった時代だと思います。自分たちの街づくりの熱い想いを聞くことが出来ました。

■子供チーム篇

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一方、子供チームは小学4年生が中心のメンバーで、最近どんな本を読んでいるか?どこでオモチャを買うのか?などをポストイットに自由に書いていく方式でスタート。その中で「小学生が見た恵み野マップ」といういたってシンプルなテーマで、フィールドワークをしながら目に止まったモノやコトを拾っていくという流れに。恵み野のある恵庭市は、「恵庭まちじゅう図書館」という取り組みを行っており、みんな読書が大好きだった。いい取り組みしているなぁ。うちの街でもやりたい。

恵庭まちじゅう図書館
お店やカフェ、オフィスなどのちょっとしたスペースに、店長や経営者、スタッフのお気に入りの本を展示し、訪れた人に自由に読んでもらい、本を通じた会話を楽しむ図書館です。

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フィールドワークで立ち寄った「てぶくろ」という雑貨屋さん。名前を由来を聞いてみると、ご夫婦ともに絵本が好きで、大好きな絵本の1つである「てぶくろ」という名前のお店に決めたそうです。お店の看板にも絵本「てぶくろ」の絵も出版社に許可をいただき看板にしたそうな。

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酒屋さんの杉玉を「あ!蜂の巣だ〜にげろー!!」「このマンホールなんだ〜?」とフィールドワークのテンションが異常に高い子供たち( 大人はついていくのがやっと・・・)
これってなんのためにあるの〜?など手書き地図ワークショップはもはや社会科の課外授業ですね!

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ガーデニングの壁だが、子供たちが付けた名前は「魔女の壁」だそうです。確かに魔女が住んでそうですね^ ^

■地図の大枠ができたぞ

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大人チームはフィールドワーク中に数名の街のキーマンに話を伺い、地図にプロットしていった。今後も取材を続け完成を目指す。恵み野では、自治会などの中心層はすでに二代目世代が中心になっているそうで、この地図がこの街のアイデンティティを継承するような地図になりそうな予感。

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子供たちの目線からは、ケンタッキーのカーネルおじさんに興味をもったり、杉玉が蜂の巣に見えたり、公園で大きな松ぼっくりを見つけたり、図書館で友達に勧めたい本を探したりと自由に街歩きを楽しんでもらった。地域を育む取り組みを「地育」と言うそうですが、普段の街を歩くことで色々なことに興味を持ってもらい、自分たちの街を大人になっても誇らしく・好きでいられるキッカケになってくれればと思いますね!

今後取材した情報などを整理しイラスト化した手書き地図を完成させる予定。
完成したらまたこのサイトで紹介させてもらいますね!

赤津直紀

レポート:赤津直紀

投稿日:2016年04月14日

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