活動レポート

和歌山市 和歌浦手書き地図ワークショップ Vol2〜グルメ!写真!職人!思い出!〜

2025年10月28日

10月25日に、和歌山県和歌山市和歌浦で第二回手書き地図ワークショップを行いました!楽しかったぁ!

第一回のワークショップでは、和歌の浦の歴史スポットや自然、クセツヨなお店などの情報が集まりました。

今回の第二回では、来街者が楽しめる地元の人たちだからこそ知る和歌の浦の隠れスポットの情報を集めるための手書き地図のワークショップとなります。この後、2回に渡って開催されたワークショップのアウトプットをもとに年明けに手書き地図として完成する予定です。

和歌浦を愛する素晴らしい参加者の面々

ご参加いただいた方は、和歌山工業高等学校建築科の学生さんから地元の自治会の会長さんまで年齢もバックグラウンドも異なる方々。実は、県の担当職員の方々がこの人にぜひ参加してほしいという方に声をかけて(なんならご自宅訪問までして)集まった和歌浦の情報を語るにふさわしい情報通の面々です。これは我々手書き地図推進委員会も気合が入ります!

(午前中の会場である万葉館からは和歌の浦の絶景が。手書き地図推進委員会のプレゼンに注意を向けてもらうというハードルの高い会場セッティング。赤津研究員のオヤジギャグという武器で対抗)

午前中のウォーミングアップ時点で、止まらない和歌浦情報!

午前の部では、我々手書き地図推進委員会から、手書き地図の魅力や作り方の極意を講義させてもらいました。その後地図作成のウォーミングアップのためにコール&レスポンス方式で、参加者の方々に和歌浦の情報を発表していただきました。

お題は、外からやってきた友人に対して「ここは外せないお店」「お土産」「おすすめのお宿」「泣ける・ほっこりする場所」「誰にも教えたくない秘密の……」などなど。さすがの和歌浦エリート参加者の皆さん、気持ちよくいろいろな情報が集まりました。

(和歌の素養のある和歌浦の民にかかれば、付箋も縦書きで達筆に仕上がります)

午後はいよいよチームごとに模造紙に手書き地図を作成

午前中に出した情報をもとに、チームごとにどんなテーマで手書き地図を作成するのかの作戦会議を行います。テーマが決まったら、とにかく手を動かすのが手書き地図のポイント!手を動かして自分で模造紙に、伝えたいことを書かないと記録に残りません。今回みなさん手が動いていて素晴らしかったです。

(参加者の皆さんが全力で模造紙に書き込む。最初は遠慮がちでも大胆に道路やタイトルを書いてしまえば、もう進むしかありません)

 

チームごとに発表タイム!愛する街の地図のプレゼンは全チームタイムオーバー!

1チーム8分という時間でできあがった模造紙を持って発表してもらいました。どのチームもみんなに紹介したいとっておきのネタがあるため、当然8分という制限時間をオーバー! でもいいんです。ここに参加してくださった方々の熱意こそが地域の宝。これから出来上がる和歌の浦手書き地図を熱意を持って伝えていただく伝道師はみなさんですから!

■Aチーム 美食和歌の浦グルーメ

タレが美味しい焼き鳥屋さんでは昔は雀の肉を出していたという話や、仲良くなると一本おまけがもらえる「きびだんご屋さん」などのグルメ情報と、和歌の浦をぐるっとという意味を込めた「グルーメ」というネーミング。貴重な干潟の環境でラムサール条約登録を目指しているということや、昔は船で妹背山に渡ることができたという使われていない観光資源の話など盛りだくさんの手書き地図。

■Bチーム カメラに残したい和歌の浦

ただでさえ絶景の和歌の浦に8月〜9月にはウミホタルが光っているのが見えるそう。桜の季節に、電車から眺める紀三井寺の風景。東照宮の鳥居を額に見立てて眺める和歌の浦の絶景。昔は妹背山の観海閣から紀三井寺の桜を見るのが風流だという情報。MANPA RESORTの露天風呂から見る朝日。地元民だからこそ知っているカメラに残したい和歌の浦の情報を余すことなく教えてくれた地図です。

■Cチーム 和歌浦三葛職人技マップ

高校生の釣り職人だからこそ知っている釣りスポット情報。なんとシュモクザメやエイ、タチウオまで釣れるそうです。ちなみにタチウオはユッケで食べるのが一番と言いきっていました。食べたい! そして世界に誇る和歌山ニットの生産地の情報。丸編みニットのシェアナンバーワンであり、吊り編み機で生まれるやわらかい品質はここから生まれています。紀三井寺周辺でノコギリ型の工場の屋根も見どころです。

■Dチーム おもいでめくりMap

おもいでめくりMapチームは、和歌の浦の思い出を教えてくれました。競馬場があった場所、60年前の子供が遊んでいた秘密の場所。小学校前に昔あった駄菓子屋さんの思い出。だるま夕日が見えるフォトスポット。他の地域から引っ越してきて驚いた海苔の美味しさ。引っ越してきて水道がでないことを悩んで、弁財天さんに参拝すると次の日から水がでるようになったという逸話まで!

和歌の浦の多様な観光資源が発掘されました!

どうですか? 皆さん。絶景や歴史という和歌の浦を知っている方は多いと思いますが、ニットという産業や絶景も時期や時間によっての表情の違い。昔から続くお店も、新しく生まれているお店の情報も。住む人達の顔や人柄が伝わるエピソードまで、素晴らしい情報が集まりました。

さすが選ばれし和歌の浦マスターの方々による情報。ここからは手書き地図推進委員会のほうで、これをまとめて来街者にも喜んでもらえる手書き地図を清書して作成していきます。

できあがったら和歌の浦の方々と「わたしたちが作った自分たちの地図」と言ってもらえる手書き地図に育てていきましょうね!

 

■番外編

玉津島神社にある「根上りの松」

まるでドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画『メッセージ』に出てくるエイリアンのようなフォルム。会話ができる気がしました。

■東照宮の門をフレームにして見る和歌の浦

■万葉館のレストランで食べたしらす丼

ワークショップの会場だった万葉館にあるレストラン。マリシーザのシラス丼。どんぶりが野球のボールの形?野球の聖地である紀三井寺公園野球場との関連でしょうか?

 

和歌浦のみなさんと、和歌山県地域振興部観光局のみなさんの熱い想いのバトンを受取りましたので、素敵な手書き地図に仕上げますね!

レポート:跡部 徹

投稿日:2025年10月28日

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