活動レポート

手書き地図で巡る包容力のある街。高田馬場

2016年05月30日

1通のメールが東京都 高田馬場から届きました。

手書き地図推進委員会様

はじめまして。
突然ご連絡失礼します。
高田馬場のマルシメ文具店というお店でアルバイトをしている者です。
今回、私がバイトをしているお店が加盟している高田馬場銀座商店街を紹介する手書き地図を作ってみました。
普段は学生の通学路として使われている商店街ですが、おいしいお店やかわいいお店がたくさんあることを知ってもらおうと思い書き込んでみました。
手書き地図で検索したところ、手書き地図推進委員会のサイトを見つけたため、メールを送らせていただいた次第です。
作成した地図を添付したので、よろしければ掲載宜しくお願いいたします。
地図にのっている以外 にも、裏道を入るとおしゃれなお店やカフェがいろいろあります。よろしければ高田馬場商店街にいらしてみてください!
宜しくお願いいたします。

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添付された地図は、丁寧に描かれた高田馬場の商店街。
情報の取捨選択も上手で見やすい。いい感じです。しかもお便りには地図表記以外にも
裏道を入るとおしゃれなお店やカフェがありますと。なーにー!
この地図を書いたのはどんな人だろう?高田馬場ってどんな街だろう。
これは行かねばということで川村、赤津研究員が行ってきましたよ。

待ち合わせしたのは陰山さんがアルバイトをしているマルシメ文具店。

文房具屋さんっていつ来てもワクワクしますよね。
せっかくだからBOXYのボールペン買うかな!バネ伸ばしすぎたから
(わからない人は調べてください ヒント:筆者は昭和43年生まれ)

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<高田馬場駅から少し歩くととつきました>

▪️店の名前にはSOULが込められている

さっそく、お店に入って様々な文具に心躍ります。あまりみたこともない商品もあり気になります。
気になるといえば、そもそも「マルシメ」という屋号

その店名の由来を社長に伺わないとスタートできません。
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<手書き地図作者で今回投稿してくれた陰山さんとマルシメ文具店社長さん>伺ったところによると、
社長さんのおじいさんの家の屋号(○字に〆)から名前をとったそうでして、

筆で「〆」という漢字書いた際に、一画目の入りの筆の毛先が7本、下まで線を下して上に跳ねたところまでを一画として、その跳ねた先の筆の毛先が5本、上に跳ねてから右下の方向へ筆を入れるところの入りの筆の毛先が3本になるそうで、七五三と縁起が良く、さらにそれを○で締める という縁起の良 い屋号だそうです。

なんという繊細な縁起の持たせ(表示のし)方。家業への強い想い。繁栄の願いが伝わります。
社長の先代は瓦屋さんだそうで、社長の代から文具店になったようですよ。
高田馬場という学生が多い街で今も「書く」「描く」「伝える」ことを支え続けています。
若いお客様が一人、また一人訪れています。
素敵ですね。
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<色々な文具を見ていると時間を忘れます。誰かに手紙を書きたいなと思ったり。>

赤津研究員は陰山さんに文具の解説をしてもらい、さっそく文房具を購入したようです。

さて、そろそろここを起点に、手書き地図を片手に高田馬場商店街を探検してみましょう!

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▪️賑わう商店街と静かな路地にひっそり名店。意外に坂の街。

さてと、文具店を出てすぐ右側、明治通りにむかって歩きます。

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まず見えるは早稲田松竹。シネコンが最近多いのになんとも味のある佇まいの映画館。

そういえば、見逃したリバイバルものなどを上映しています。
「恋する惑星」もやるのか。。な、なつかしい。。
見ていると、お一人様の若い女性やら男性が、映画館に入っていきます。
映画館ってやっぱりいいですね。
陰山さんはからはオールナイトもあるんですとのこと。
(その後すぐに寝ちゃうんですよねーとの追加情報ww。いや、俺も無理だな−3本立てとか、頭が「混ぜるな危険」状態になりそうです。)

その後は右に路地を折れて、諏訪神社を目指します。がしかし、16時で門は閉じていました。残念!

気を取り直して少し戻ります。

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 <天然のたい焼きありマス>

また商店街の「鳴門鯛焼き本舗」に着きました。
いやーここは気になるのです。なぜなら看板に「天然鯛焼き」とかいてある。
じゃああれですか、、養殖の鯛焼きってのあるのかい?
ということで、お店の方に若干力んで聞いたところ「一丁焼き」といって1匹づつ焼いてる製法が「天然」とのこと。
なあるほど。
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<笑いながら答えてくれた大将>

1匹づつ焼くので、繋がっている部分がきれいですね。赤津研究員と陰山さんは大豆の餡を。
僕はさつまいもの餡をいただきました。

やっぱり手書き地図の取材といえば食べ歩きですね!最高!
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で、ちなみにお隣の坂井精肉店はお肉屋さんではなく、お肉系定食&丼やさんでございます。
ここも夕方から早速学生で賑わってます。若さは食い気だ。まったなし!その通りです。ごっっあんです。
ここから神田川方面に向かい路地に入ります。、洋食屋さんのキッチン谷沢はオーセンティックな洋食屋さんで次回は必ず行きたいお店。その向かいは「→」という屋号の居酒屋さん。
(ここはその後夜にうかがったのでした。)
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道は神田川に向かうにつれ下がっていき、突如階段となりました。階段を下っていると道の真ん中で若い女子が一心にこの階段をこちらを見据えスケッチしています。とても静かですね。いい街。

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階段を降りて、左に曲がると手書き地図に書いてある凸凹キッチンがありました。
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<凸凹キッチンは女子が多い>こじんまりした可愛いカフェレストランです。
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<凸凹キッチンの隣のAVANTIというお店はやっていませんでしたが気になって覗いてます>

様々なユニークな飲食店の誘惑を振り切り、やっと駅前まで来ました。
地図にある天天飯店さんに着きました。ここには陰山さんはお昼にくるとのことですよ。
ワンタンが美味しいとのことで、冷やし中華もオススメだそうです。いやー美味しそうだな!
これはまた来ないと!!ビール!紹興酒!みんなでワイワイ来たいですね。

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▪️ゆるやかな人との出会いは大切なのです

さてと、地図にも記載のある和乃家さんに着きましたよ。美味しいうどん屋さんだそうです。
中に入らず、店をジロジロ僕らが覗き込んでると、背後から突然
英語で「何かお困りですか?」と尋ねられました。
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<店に入れず困ってると思われ、声を掛けられました>

川村研究員「????????」
赤津研究員「僕ら日本人です。日本語で大丈夫ですよ!」

赤津研究員が一眼レフを抱えていたこともあり(なのかな?)、インバンドなチームと思われたようです!ようこそJAPAN!

気に掛け声をかけてくれた紳士は安田さん。設計事務所の社長さんで先生もしてらっしゃるそうです。
ご用事があって駅前にいらして、(少しお酒も入って)いい感じのところでした。
期せずして手書き地図推進委員会のことなどを色々お話しさせていただきました。

 これもご縁ですねえ。
すっかり立ち話をして、日も暮れかけてきました。先を急ぎましょう。
本日のゴール。「お茶のつたや」へ。
サインが見えてきましたね。
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<向かいにはいわゆるTSUTAYAがありますが関係はないのです>ふいーー。
もちろんお茶を買うこともできますが、奥にイートインのコーナーがあります。
そちらで、皆で一服をして反省会。少しして先ほどの安田さんが「つたや」にやってきました。
つたやさんには、海外の方へのお土産に丁度良い日本のお土産用小物も置いてあります。
安田さんはそれを買いに来たのでした。最速の再開にびっくり!
ですので4人でお茶をしました。美味しかった!
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<抹茶ソフト白玉ぜんざい>

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<本日のゴール地点。お茶のつたやのご主人とバイトをしている方は陰山さんと同じ大学ということが最近判明したとのこと。高田馬場の手書き地図を持って>

▪️街のパワーの源は商店街の大動脈と毛細血管のような路地裏の名店

陰山さんのアルバイトをされている「マルシメ文具店」のある高田馬場銀座商店街は早稲田大学を中心にして毎日学生や関係者、もちろん地元の方が絶え間なく多く行き来します。車や人の流れをみると大動脈のようです。
そこには以前からご商売されているお店とともに、カラオケやご紹介した映画館などのエンタメ系、チェーン店の飲食店が多くあります。(学生の味方、麺多め)しかし、一歩商店街の大通りを外れると、一気に車の通行も少なく静かな街並みにぽつんぽつんとユニークな独立系飲食店が多いのです。それらの道は網の目のようにあり、これが高田馬場という街の懐の深さを「味」を作っているんだなと感じました。
動脈と細かく広がる静脈どちらも街には必要なんですね。
だから歩いて面白い。
なんというか、いい具合に酔ってそのまま少し散歩したい街ってあるじゃないですか。
もう少しここにいたい感じ。高田馬場の路地はそんな感じでした。
(駅前は毎晩学生でえらいことになってるようですが)
今回手書き地図を作ってくれた陰山さんが伝えたい高田馬場の魅力。少しわかりました。
また追加で更新したら送ってくださいね。
今回はどうもありがとう!!
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<まずい魚って。。気になる>

川村行治

レポート:川村行治

投稿日:2016年05月30日

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